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二月一日校。 [試験が始まる]

二月一日校は第一志望校です。御三家は二月一日に一度だけの入試。複数回試験を行う学校は御三家挑戦組みが受験しない二月一日は格段に合格しやすくなります。二月一日に第一志望を持ってくるのは普通だし、常識です。

一年前のメイの中学受験で、我が家も二月一日受験校を第一志望にし、塾にも登録しました。

しかし、僕たちは必ずしも二月一日校が第一志望で意見が固まっていたわけではないのです。二月一日の学校は、二月一日に試験のある学校の中でもっとも受験させたい学校、に過ぎませんでした。

妻は二月一日校を第一志望で押していましたが、メイの熱意は「ママが言うから」第一志望にしていたという程度でした。僕は「君たちが望むならそうしたら」くらいのスタンスでいましたが、本当は第一志望校への進学を望んではいませんでした。

一番のネックはダブルスクールです。学校側は、生徒には勉強はさせる、と説明会では断言はしていましたが、学校のカリキュラムがそれをサポートするようには見えません。そのすばらしい進学実績は、おそらくダブルスクールによるものです。

その学校の難易度は、メイの偏差値でも二月一日受験では合格確率80%をもらえる程度でしたが、あの「鉄力会」の入塾試験免除校に指定されているのです。初めからダブルスクールを前提で進学させるご家庭にはかなりの「お買い得校」で、お医者様のご子息が多くいらっしゃるというのもうなずけます。

しかし、我が家の場合は経済的理由で、中学入学時からのダブルスクールのつもりはありませんでした。メイも進学後の塾通いは望んでいませんでした。ですから、我が家のようなケースでは、その進学実績はかなり割り引いて考えなくてはならなかったのです。

それでも受験校に選んだのは、生徒の雰囲気、校長先生の熱意、そしてアクセスのよさでした。

受験校を考えるとき、公共交通機関によるアクセスは重要なポイントでした。二月一日校で我が家から一番アクセスがよいのは開成、その次が海城でしたが、この両校は難関校を受験しないと決めた時点で対象外でした。

難関校を対象外にしたのは、メイの偏差値が足りないこと。最も一般的な理由ですね。合格確率が低い。

もう一つの理由は、合格してしまう「リスク」でした。偏差値が低くても、五分の一、十分の一で合格してしまう確立はあるわけです。それを「チャンス」とみて偏差値が届かない学校を受験させるご家庭も多いでしょう。我が家ではそれを「リスク」と考えたのです。

もし難関校に合格して進学してしまったら、成績最下位層からのスタートを余儀なくされる可能性が大きいでしょう。入学時の序列が6年間続くとは思いませんが、最初成績最下位層になり、そこから盛り返してくるには忍耐力が必要です。それは少なくとも当時の、そして今のメイにも無理です。難関校では、そのままいわゆる「深海魚」になってしまうリスクが大きいと考えました。

最も魅力的であった二月一日校は、距離的には決して遠くないのに、公共の交通機関を使うとどうしても遠くなってしまい、断念しました。

要するに、二月一日校は我が家にとって、どうしても入学させたい憧れの学校ではなかったのです。その学校の受験を残すのみとなったメイが、受験勉強へのモチベーションを保てないのは、ある意味、仕方がないことだったのです。




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