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地震の中学受験に対する影響。 [中学受験とは何か]

今回の震災の影響を受けない家庭はないでしょう。通勤や消費財の調達はもちろんですが、実質的な収入源といった問題もこれから起きると思います。

日本は完全に半身麻痺状態です。年頭には今年の景気に対してポジティブな予想が多かったですが、景気は間違いなく大幅に後退します。

収入減に加えて、復興支援のための増税と子供手当てなどのカットも避けられないでしょう。それによって使えるお金はさらに減ります。

将来的には復興するでしょうが、短期的な回復は難しい。これは確実に、各家庭の収入に反映するのです。

昨年の私立中学への志願者減は、景気の問題も関係していたと言われています。昨年よりも一層経済が後退すれば、この傾向がさらに進みます。来年度の入試で私立中学を目指す家庭は減るでしょ。

それに加えて、通学の問題で私立中学を躊躇する保護者も増えるでしょう。今回の震災で首都圏の電車は大きく影響を受けました。震災の当日はほとんどの交通機関が麻痺して、電車で通学している多くの中高一貫校生は帰宅する事が出来ませんでした。

我が家でも、息子のメイは学校で足止めでした。僕がどうにか帰宅し、メイを車で迎えに行く事が出来たのは夜の11時半過ぎでした。学校で夜を明かしたクラスメートも数人いたのです。

中学受験を目指すかどうか迷っている保護者にとって、この事実は間違いなくマイナス要素でしょう。地元の中学であれば、徒歩で帰宅できるのです。

今も電力供給の問題で電車の本数は十分に確保できていません。通塾を電車に頼らざるを得ない家庭ではこれも大きなマイナス要素です。こちらの影響のほうが大きいかもしれません。

もっとも、こういった情況は実質倍率が1倍以上の中学には問題がない事です。引き続き、私立学校の教育を求める家庭は少なくはないのです。需要と供給のバランスが崩れない限り、私立中学は安泰です。

公立か私立か、その判断に迷う中間層が、公立志向に傾いて私立の志願者が減っているだけです。経済的な問題も、通塾手段の問題も、私立志向が強い家庭では工夫してどうにか乗り切るでしょう。

今回の震災によって、私立志向が強い家庭とそれ以外の家庭の二極化が進みます。中等教育における二極化の進行、これが今回の震災が中学受験に与える影響だと思います。




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