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一貫校では存在が軽い通知表。 [中高一貫校]

息子のメイの中学3年間が終わりました。

リビングのテーブルの上に通知表があるのですが、その存在が軽い。一応中をさっと見て、音楽の成績の悪さに思わず顔をしかめそうになりましたが、そこはぐっとこらえ、メイには「よく頑張ったね」と言っておきました。ても、音楽以外、その内容は全く僕の頭には残っていません。あまり通知表には興味がないからです。

メイの通う中高一貫校では、すべての試験のクラス順位とコース別順位、そして学内もしくはコース別偏差値が保護者に連絡されます。ですから、通知表を見なくて相対的な成績は分かるのです。

思えば、小学校時代も、学校の通知表にはほとんど興味がありませんでした。中学受験勉強をしていれば、学校のテストは満点かそれに近い点数が当たり前です。出来て当然の勉強の達成度報告には興味を持てませんでした。

中高一貫校では高校受験はありませんから、公立高校の入試で重視される内申書はありません。ですから、中高一貫校では、通知表は学期末に渡される連絡書類の一つにすぎません。

自分が小中学生だった頃は、通知表の成績が良ければ誇らしかったものですが、中学受験をして一貫校に進学する子供たちは、おそらく、この感覚を味わうことはないでしょう。

しかし、中高一貫校では、公立中学から公立高校を目指す場合に重要な内申書を一切考えなくてよい。これは大きなメメリットだと思います。

先生の印象を良くするための小手先のテクニックや、内申書のための部活動も必要ありません。本当の学力をつける事に集中できるし、本当にしたいことができるのです。その分、生徒たちは本当の実力が求められます。

先生方も、権威の後ろ盾となってくれる内申書がありませんから、教師としての実力だけで生徒と対峙しなければなりません。先生も、本当の実力が試されるのです。

本来学校は学問を学ぶ所であるのです。中高一貫校はその基本的な部分で機能できていると思います。人間形成はもちろん大事です。しかし、それはその部分だけ切り離してできるものではありません。先生と生徒が真剣に取り組めるものがあれば、そこの信頼関係が生まれ人間形成に必要なものも学べるはずです。

先週のサンデー毎日の「東大医学部生はミタ!」という記事に、東大医学部には私立一貫校からの進学組が多いので、勉強はみんなで協力して乗り越えていくという意識が強い、という内容の事が書かれていました。

これはも内申書のないメリットだと思います。

一貫校でも勉強の競争はありますが人を蹴落とすための勉強ではありません。大学受験はみんなで臨む共通の目標です。メイの学校の場合は、全員で学校のレベルを上げていくという意識もあります。

通知表。一貫校では限りなくその存在が軽い。中学受験勉強をするということは、この学校の権威の象徴からの別れでもあるのです。





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