中学英語の復習をさせる。 [英語]
先月のGWに、高校一年になったばかりの息子のメイの英語の勉強に付き合いました。メイは英語ができない。それで英語の勉強を見ることにしたのです。
どのくらい英語ができないか確認する必要があったので中学英語の復習から始めました。それで、メイが自分で購入した参考書で、ほとんど手付かずだった「くもんの中学英語読解」という参考書を読ませてみました。各章のまとめに公立高校を中心とした高校入試問題からの抜粋の文章があり、これで実力判定をしてみました。
学校英語にはリーディング、作文、文法、そしてリスニングがありますが、全ての基本は読みです。受験の英語の英語はリーディングが中心ですから読めなければ話になりません。
センター試験に採用されているリスニングも、ネイティブでない僕たちには読めない文章を聞き取って理解することは不可能です。ですから基本はリーディングです。
リーディングは英語学習の王道なのです。日本の英語教育は読み中心でそのことが批判されますが、その基本的な姿勢は間違っていないと思います。問題は、リーディング中心主義ではなく、その読む量です。読ませる量が少なすぎるのです。そして、メイにもこの問題は当てはまるようでした。メイも英語をあまり読んでこなかったのです。
せっかく中高一貫校に通わせたのに、学校は何をやっているのだろうと思います。しかし、これはもう現実を受け入れるしかありません。今できることをやる、これが大事。ですから、メイにはとにかく読ませてみました。
この参考書の問題部分をコピーしてメイに渡して読ませてみると、すぐに英語の学習に関するメイの最初の問題が露呈しました。学習の悪癖といってよいかもしれません。メイは少しでもわからない部分があるとすぐに日本語訳を見ようとするのです。これは英語の学習では最悪といってよい習慣です。
先ず、一度覚えた単語を思い出すチャンスを失います。すぐには思い出せない単語でも、単語をにらんでいるうちに思い出すこともあります。そうすればしめたもの。その単語を自分のものにすることができます。メイの今までの学習方法はでは単語や熟語を思い出して頭に定着させるという英語学習で大事なプロセスを持てません。
また、どんな試験でもわからない単語は出てきます。わからない単語があるのが普通であるといってもよいのです。それにひるまずに読み進める姿勢が大事なのですが、メイにはこれが身についていようでした。わからない部分があるとそこで止まって訳を見てしまうからです。これでは校外模試でよい点数をとれるわけがありません。
そして、わからない単語は前後の文脈で推測しながら読む技術も必要です。メイはこういった訓練が全くできていなかったのです。
ですから、先ず、この悪癖を治すことろから始めました。意味が取れるまで解答はもちろん、辞書も使わせませんでした。
最初は苦しんでいましたが、何回かこの方法で読ませるうちに、この参考書のレベルの問題は難なく読めるようになりました。これで少なくとも、公立中学校で教える英語は習得していることは確認できました。
英語を読む際には辞書を引くことが奨励されますが、あまり簡単に辞書は使わないほうがよいようです。
大学受験を調べるため「親と子の大学受験ガイド」という本を先週読みました。この本を読んで、僕がメイに教えたことは間違いでないことを確認できました。
この本の第六章「合格する秘伝の勉強法」で、筆者は興味深い調査結果を明らかにしています。筆者は、「頭の良い子」「勉強時間の多い子」が成績を伸ばすという前提で調査をしてみたのですが結果はそうでなかったと言います。成績を分けたのは目的意識だったそうです。
その例として挙げられているのが英語の学習法です。目的的というのは試験を想定して勉強すること。試験では知らない単語に遭遇することが多いのですから、そのことを想定して普段から簡単に辞書を引かないで勉強していたグループの成績が良かったそうです。
英語学習は我慢なのです。わからない時にじっとこらえる忍耐が必要なのです。そうすることによって頭の中に英語を読む回路ができる。
「くもんの中学英文読解」はあっさり終わってしまったので、次は少しレベルの高い問題集を与えました。これについては次回記録します。
どのくらい英語ができないか確認する必要があったので中学英語の復習から始めました。それで、メイが自分で購入した参考書で、ほとんど手付かずだった「くもんの中学英語読解」という参考書を読ませてみました。各章のまとめに公立高校を中心とした高校入試問題からの抜粋の文章があり、これで実力判定をしてみました。
学校英語にはリーディング、作文、文法、そしてリスニングがありますが、全ての基本は読みです。受験の英語の英語はリーディングが中心ですから読めなければ話になりません。
センター試験に採用されているリスニングも、ネイティブでない僕たちには読めない文章を聞き取って理解することは不可能です。ですから基本はリーディングです。
リーディングは英語学習の王道なのです。日本の英語教育は読み中心でそのことが批判されますが、その基本的な姿勢は間違っていないと思います。問題は、リーディング中心主義ではなく、その読む量です。読ませる量が少なすぎるのです。そして、メイにもこの問題は当てはまるようでした。メイも英語をあまり読んでこなかったのです。
せっかく中高一貫校に通わせたのに、学校は何をやっているのだろうと思います。しかし、これはもう現実を受け入れるしかありません。今できることをやる、これが大事。ですから、メイにはとにかく読ませてみました。
この参考書の問題部分をコピーしてメイに渡して読ませてみると、すぐに英語の学習に関するメイの最初の問題が露呈しました。学習の悪癖といってよいかもしれません。メイは少しでもわからない部分があるとすぐに日本語訳を見ようとするのです。これは英語の学習では最悪といってよい習慣です。
先ず、一度覚えた単語を思い出すチャンスを失います。すぐには思い出せない単語でも、単語をにらんでいるうちに思い出すこともあります。そうすればしめたもの。その単語を自分のものにすることができます。メイの今までの学習方法はでは単語や熟語を思い出して頭に定着させるという英語学習で大事なプロセスを持てません。
また、どんな試験でもわからない単語は出てきます。わからない単語があるのが普通であるといってもよいのです。それにひるまずに読み進める姿勢が大事なのですが、メイにはこれが身についていようでした。わからない部分があるとそこで止まって訳を見てしまうからです。これでは校外模試でよい点数をとれるわけがありません。
そして、わからない単語は前後の文脈で推測しながら読む技術も必要です。メイはこういった訓練が全くできていなかったのです。
ですから、先ず、この悪癖を治すことろから始めました。意味が取れるまで解答はもちろん、辞書も使わせませんでした。
最初は苦しんでいましたが、何回かこの方法で読ませるうちに、この参考書のレベルの問題は難なく読めるようになりました。これで少なくとも、公立中学校で教える英語は習得していることは確認できました。
英語を読む際には辞書を引くことが奨励されますが、あまり簡単に辞書は使わないほうがよいようです。
大学受験を調べるため「親と子の大学受験ガイド」という本を先週読みました。この本を読んで、僕がメイに教えたことは間違いでないことを確認できました。
この本の第六章「合格する秘伝の勉強法」で、筆者は興味深い調査結果を明らかにしています。筆者は、「頭の良い子」「勉強時間の多い子」が成績を伸ばすという前提で調査をしてみたのですが結果はそうでなかったと言います。成績を分けたのは目的意識だったそうです。
その例として挙げられているのが英語の学習法です。目的的というのは試験を想定して勉強すること。試験では知らない単語に遭遇することが多いのですから、そのことを想定して普段から簡単に辞書を引かないで勉強していたグループの成績が良かったそうです。
英語学習は我慢なのです。わからない時にじっとこらえる忍耐が必要なのです。そうすることによって頭の中に英語を読む回路ができる。
「くもんの中学英文読解」はあっさり終わってしまったので、次は少しレベルの高い問題集を与えました。これについては次回記録します。
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