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試験終了後に子供達の表情が語るもの。 [試験が始まる]

1年前の試験初日、算数の試験が終わってから僕の緊張が少し緩んできました。やっと席を立って構内を歩き回る余裕が出てきたのです。

国語と算数の試験問題はすでに貼り出されていました。すごい人だかりではっきりとは確認できません。この学校は試験用紙が回収されるし、一週間後に予定されている二回目の試験を受験する可能性もありましたので、試験問題を読みたかったのですがとても近づけません。

デジカメで試験問題を撮影されいる方達がいらっしゃりましたが、あれは正解だと思います。一通り読んだら写真を撮るのがよいと思います。メモを取るより簡単。貼り出される試験問題の内容を持ち帰りたい方は、ズームつきカメラを持参しましょう。

試験が、理科、社会と進むにつれて、国語と算数の試験問題の前の人数は減って、最後の試験科目のころには難なく内容の確認はできました。前年度よりは難しい。


試験終了後、僕達は駅前のファーストフードレストランで遅い昼食を取りました。なにを話しただろう。僕は模擬試験から試験の出来を聞かない主義でした。試験の出来を聞いてもしょうがない。入学試験にいたっては結果がすべてです。終わったことを詮索してもしょうがない。だからその日も試験のことは聞きませんでした。

僕達はあまり言葉を交わさずに、ファーストフードレストランから、駅に向かってくる受験生達の表情を見ていたのです。

子供達の表情から、試験の問題が予想よりも難しかったことはすぐにわかりました。ほとんどの子供達うつむきかげんでした。同じレストランの中にも、何組も受験組みがいました。彼らも沈みがち。

僕達の横のテーブルのお嬢さんは、お母さんと算数の問題の解き方を確認してる途中で突然テーブルにうつぶせになり、しばらく起き上がりませんでした。解き方を間違ってしまったのでしょう。

でも、問題が難しければ合格ラインが下がる。それだけのことです。試験の出来が悪いことが必ずしも不合格にはつながらない。合格ラインをクリアーすればそれでよいのです。

レストランを出るとき、そのことに気がついたメイは少しだけ元気になっていたような気がします。




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試験初日、控え室では神頼み。 [試験が始まる]

1年前の試験初日には予定した電車に乗れませんでした。行きの電車では受験生親子はほとんど見かけることはなく、みんな早い時間の電車を利用していることは明らかでした。落ち着こうと思っても、どうしてもあせります。

しかし、ここでまた階段を踏み外してしまっては大変です。電車を降り出てからゆっくり階段を上り、改札を出てからまたゆっくり階段を下りました。駅前のコンビニでいつものお気に入りのソフトドリンクを買い、学校まで普段のペースで歩きました。

この電車を利用していた受験生親子は僕達だけではありませんでしたが、もう受験生親子と思える人たちはまばらでした。前日までは、受験親子でごった返す花道を通って堂々と会場入りする、というイメージを持っていましたが、それに反して特別な日としてはさびしい風景の中を歩いていきました。

花道も、先生達はもう手持ち無沙汰気味。ほとんどの先生たちの注目を浴びる中を通ることになってしまったのです。

市進の先生たちは花道の終わりのほうで控えめに立っていらっしゃいました。四人の先生のうち三人はメイがお世話になった先生たちでした。先生たちに激励されてメイは顔を赤らめますが、面を上げることはできません。本人は緊張していなかったと言っていますが、メイは明らかに緊張していました。

ここはほかの受験生たちにまぎれてさっと通過するべきでした。でも、これだけ集中的に激励される受験生もそういないだろうし、四人の先生からまとめてパワーをもらったと思えばいいかなどと考えながら会場入りしたのです。

メイには受付で「落ち着いて受ければ絶対に合格する。見直しはしっかりしなさい」とだけ伝えて、僕は保護者の控へ。

会場の雰囲気は、ある意味普通。特に緊張感が漂うと言うことはなく、とてもリラックスした方達もいらっしゃりました。東京からの受験組みも多いようで、そのほとんどがお試し受験でしょう。お試しだったら緊張しない。最後までずっとおしゃべりに興じているグループもありました。

最初の科目の国語の開始時間になりました。受験する本人ではありませんが緊張します。隣の保護者の方も両手を前にあわせています。僕も隣の方に習って、神様にお願いすることにしました。僕は神様を信じているわけではありませんが、ここまで来ると僕にできることは神頼みしかありません。

国語が終わり、算数が始まりました。程なくして、一人の受験生の保護者の呼び出しがあったのです。試験中に気分でも悪くなったのでしょうか。保護者控え室はともかく、試験会場の緊張感は想像に難くありません。本番の試験です。お試しだって緊張するでしょう。

僕の緊張も続いていました。胸の前で手を合わせるのは恥ずかしいので、低い位置で手を組んでメイがベストを尽くせることを祈っていたのでした。




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試験初日の朝、メイは階段で“すべる”。 [試験が始まる]

一年前の今日が中学受験初日でした。ついに来たといった感じでした。試験前日のことはぜんぜん覚えていませんが、メイは前日が一番緊張したといっています。

当日の朝、一番緊張していたのは僕でした。口には出して言いませんでしたが、初日の試験がすべてを決めると思っていたのです。メイは、少なくとも小学校6年の段階では逆境に強いタイプではありませんでした。どちらかと言うと調子に乗るタイプ。初日の試験の成否が、それ以降に大きく影響を与えるのは明らかでした。

初日の付き添いは僕の担当でした。十分余裕を持って出発。駅までは妻に送ってもらいました。しかし、駅までの途中で、あの試験直前にメイに確認するために作ったまとめを家においてきたことに気がついたのです。

試験当日の「べからず集」の1つに、忘れ物をしても決して自宅へは戻ってはいけない、というのがあります。仮に、一番大事な受験票を忘れたとしても、事情を説明すればどうにかなるのだそうです。まず、遅れずに試験会場に到着することを優先するのが鉄則です。

しかし、僕は妻に家に引き返すように頼みました。時間に余裕はあるし、少しくらいの遅れは問題がないと思ったのです。それにせっかく試験直前用に作った資料だし、それを持たせないのはあまりに惜しい。

駅には10分遅れで着きました。電車の関係で、この遅れが実は25分くらいの遅れになってしまうのです。最初の予定では、受験会場へは少し早すぎるくらいの到着でしたが、25分遅れとなると到着は集合時間20分前を切ってしまいます。

試験会場へは集合時間の30分前までに到着がベストと言われています。集合時間後にも試験まで十分余裕がありますから、実際には集合時間ぎりぎりでも受験自体にはあまり問題はないはずですが、いざ30分前に到着できないとなると、なぜか焦りが募りました。

メイにも少し急ぐようにいいました。そしたら、駅の登りの階段で、メイは階段を踏み外して危うく転びそうになったのです。手すりにしがみついて危ういところで転倒は免れましたが、なんと試験当日にメイは駅の階段で“すべって”しまったのです。

なんとも不吉な感じがしました。僕は迷信家ではありませんが、初詣ぐらいには行きます。試験の当日の朝に“すべる”なんて。なんともいやなことが起きてしまったと思いました。

それもこれも、僕の準備がいたらなかったせいです。なんとも落ち着かない試験当日となってしまったのでした。




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