のびのび勉強、 １年生の初夏。

入学前の説明会は、大学受験の話で始まりました。入学式直後の担任の先生の話も同じでした。授業参観後の父兄会での先生の話も、大学受験から見た英語の重要性が話の中心でした。

さすが私立です。保護者のにニーズにストレートに答えています。人間形成、人格形成といっても学校の基本は勉学です。そして中高一貫校生は全員大学に進学して勉学を続けます。初めから、学校の勉強の目標が大学進学であることをはっきり言い切ることができる私立にはすがすがしさすら感じます。

当然ですが、勉強はやって当たり前、の環境です。中学受験組みが圧倒的少数派であった小学校から進学したメイは、初めのうちは少しためらっているようでした。

入学してから５月末までで、中間試験を挟んで二度の模擬試験がありました。それぞれに、学年とクラスの科目別と総合の順位が出ます。成績は、入試時の学力そのままのようでした、数学は中の上、国語は中の下、総合で中の中。

６月に学園祭に体育祭も経験し、クラブ活動にもなれ、もうすっかり中学生になりました。

最近は、同じように中学受験を経験してきた友達と、学校が用意している勉学中心の環境の中でのびのび勉強ができているという印象です。

僕には“のびのび勉強している”という表現がぴったりに見える最近のメイです。