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東大合格者数No1.。目標に近づくためにZ会で実力upを。

試験初日、控え室では神頼み。 [試験が始まる]

1年前の試験初日には予定した電車に乗れませんでした。行きの電車では受験生親子はほとんど見かけることはなく、みんな早い時間の電車を利用していることは明らかでした。落ち着こうと思っても、どうしてもあせります。

しかし、ここでまた階段を踏み外してしまっては大変です。電車を降り出てからゆっくり階段を上り、改札を出てからまたゆっくり階段を下りました。駅前のコンビニでいつものお気に入りのソフトドリンクを買い、学校まで普段のペースで歩きました。

この電車を利用していた受験生親子は僕達だけではありませんでしたが、もう受験生親子と思える人たちはまばらでした。前日までは、受験親子でごった返す花道を通って堂々と会場入りする、というイメージを持っていましたが、それに反して特別な日としてはさびしい風景の中を歩いていきました。

花道も、先生達はもう手持ち無沙汰気味。ほとんどの先生たちの注目を浴びる中を通ることになってしまったのです。

市進の先生たちは花道の終わりのほうで控えめに立っていらっしゃいました。四人の先生のうち三人はメイがお世話になった先生たちでした。先生たちに激励されてメイは顔を赤らめますが、面を上げることはできません。本人は緊張していなかったと言っていますが、メイは明らかに緊張していました。

ここはほかの受験生たちにまぎれてさっと通過するべきでした。でも、これだけ集中的に激励される受験生もそういないだろうし、四人の先生からまとめてパワーをもらったと思えばいいかなどと考えながら会場入りしたのです。

メイには受付で「落ち着いて受ければ絶対に合格する。見直しはしっかりしなさい」とだけ伝えて、僕は保護者の控へ。

会場の雰囲気は、ある意味普通。特に緊張感が漂うと言うことはなく、とてもリラックスした方達もいらっしゃりました。東京からの受験組みも多いようで、そのほとんどがお試し受験でしょう。お試しだったら緊張しない。最後までずっとおしゃべりに興じているグループもありました。

最初の科目の国語の開始時間になりました。受験する本人ではありませんが緊張します。隣の保護者の方も両手を前にあわせています。僕も隣の方に習って、神様にお願いすることにしました。僕は神様を信じているわけではありませんが、ここまで来ると僕にできることは神頼みしかありません。

国語が終わり、算数が始まりました。程なくして、一人の受験生の保護者の呼び出しがあったのです。試験中に気分でも悪くなったのでしょうか。保護者控え室はともかく、試験会場の緊張感は想像に難くありません。本番の試験です。お試しだって緊張するでしょう。

僕の緊張も続いていました。胸の前で手を合わせるのは恥ずかしいので、低い位置で手を組んでメイがベストを尽くせることを祈っていたのでした。




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