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一貫校生は高校入学組より優秀か。 [高校生の日々]

中高一貫校では一般的に高校でも生徒を募集します。東京では高入生を取らない学校も増えてきているようですが、僕たちの住む地域では、どの一貫校も高入生を取ります。高校一年になる息子のメイが通う一貫校にも、春にたくさんの高校生が入学してきました。

中学一年から一貫校に子供を通わせている親にとって、高入生の学力は気になるところです。もちろん保護者としては、一貫校で先取り学習をしてきた自分の子供のほうが公立中学で3年間を過ごした高入生よりも学力が高いと信じたい。

しかし、メイの学校で4月に実施した一貫生と高入生の共通試験の結果はこの期待を裏切るものでした。高校にも特進クラスがあるのですが、メイの成績は高入生の特進クラスの生徒には及びませんでした。

正直言って僕は少し落胆しました。息子も、公立学校からの進学組には負けないという根拠のない自信を打ち砕かれました。そして、僕は、メイには言いませんでしたが、学校の学習指導に疑問を持ちました。

これが僕がメイに英語を教えることにした直接的な理由であり、メイが不本意ながら英語の勉強に僕の介入を受け入れた背景でもあるのです。

しかし、ほどなくして、これは別に学校を責めるようなことではないことに気が付きました。高校へは、高校の偏差値のレベルに合う生徒が入学してきます。高校の偏差値が高ければ勉強のできる生徒が入学してくるのです。

メイの学校は第一志望になるような学校ではないのですが、有名高校への進学がかなわなかった生徒たちが入学してきます。中学も高校も、リベンジ組が多いのです。

それでも、有名高校を目指して勉強してきた生徒たちの学力は高いのです。4月に、メイに有名高校を目指す中学生向けの「ハイレベル中学英語」という問題を解かせてみませしたがメイには歯が立ちませんでした。むつかしいのです。そういった問題に真剣に取り組んできているのですから、高入生たちの英語力は高いのです。

つまり、高校の偏差値が高ければ学力の高い生徒が入学してくるし、その成績上位組が普通の一貫校の生徒よりテストでよい点を取っても不思議ではないのです。一貫校生と高校入学組の高校進学時の学力の比較は、中高一貫校の勉強システム云々より高校の偏差値に大きく関係するのです。

学校の大学進学実績が高ければ高校の偏差値も上がります。ですから、高入生が優秀なのは、一貫校の保護者としても喜ぶべきことなのでしょう。

保護者にとって大事なのは高入生との比較でなく、中高一貫校での3年間が有意義なものであったかどうかということです。

我が家が中学受験を決めた大きな理由はやはりいじめへの懸念でした。公立学校ではこの問題が心配でした。最近またいじめの問題が大きく取り上げられ、そのリスクが少ない私立学校に進学させてよかったと思いっています。また、公立学校の囲気に流されて勉強しなくなるということもリスクも回避することができました。

今年の4月の時点の学力が高入生に劣っていたとしても、メイは十分に一貫校教育のメリットを受けその成果が出ていると思います。

高校で優秀な生徒が入学してくれれば一貫校の生徒たちも刺激を受けます。メイのように自分の勘違いに気が付く一貫生もいるでしょう。メイが自分の英語の実力のなさに気が付き、英語に対する勉強態度を改めたのも高入生に刺激を受けたからです。

中高一貫校の6年は長い。その節目である高校進学時に、新たに外部からの生徒が加わり新しい風が吹くのは悪くないと思います。少なくとも、メイの場合はプラスに働いているようです。




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